小児肺炎球菌ワクチン

小児用肺炎球菌ワクチン「プレベナー」の接種が2010年3月1日より可能です。

 

肺炎球菌は、ヒブ(インフルエンザ菌b型)とともに細菌性髄膜炎を起こす主な原因となる菌です。
その他、菌血症、気管支炎、肺炎、中耳炎といった小児期に多い細菌感染の原因として重要な細菌です。小児用肺炎球菌ワクチン「プレベナー」は、これらの病気を予防するために接種します。

効果

2000年から定期接種にしているアメリカでは、ワクチンにより予防できる肺炎球菌による重い感染症が98%減りました。
現在約100カ国で接種され、うち43カ国では定期接種されています。
日本ではまだ任意接種です。

接種スケジュール

(1)標準:生後2~7ヶ月未満

初回3回(27日間以上の間隔)+追加1回(12~15ヶ月)

(2)標準的なスケジュールで接種しなかった場合

生後7~12ヶ月未満
初回2回(27日間以上の間隔)+追加1回(60日以上の間隔をあけた12ヶ月齢後)

生後12~24ヶ月未満
2回接種(60日以上の間隔)

生後24ヶ月~9歳
1回接種

副反応と安全性

接種後の発熱、接種部分の腫れなど。頻度は他のワクチンと同等です。

予約

接種を希望される方はあらかじめお電話にての予約が必要となります。